上海週末散歩

この土日、日中は20度を越えるポカポカ陽気だった上海。というわけで散歩へ出かけた。

4号線の大连路から长阳路を西に向かって歩いて行くと、上海監獄が見えてくる。

見学可能なんだろう、と思い込んだ私たちは、この入り口から入ろうとした。

その時、中に居た兵隊さんたちにギョッと睨まれ、サササッと退散。

実は今も使用されているようだ。あぶねー。

昔は日本兵も収容され処刑されたとか。歴史的建造物。

そこからさらに5分ほど歩いた所にあるのが、ユダヤ人難民記念館。

見学料一名20元。向かい側にある喫茶店のカフェ代込みチケットは45元。

既に16時を過ぎていたが思っていたよりも見学者がたくさん居た。

1933年頃から約10年間に渡り、ナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人難民。

当時このエリアは、日本の占領下で、日本は「無国籍難民限定居住区」としてユダヤ人を

強制居住させていた、らしい。

難民が増え続けた要因の一つに、在ウィーン中国大使館に居た(杉原千畝さん的な)男性が

オーストリア系ユダヤ人に中国VISAを発効し続けたから、ということもあるらしい。

小さなユダヤ教会。1号楼。

教会の上の階は、アンネフランクの生涯を紹介した展示や、ビデオコーナーなど。

2号楼、3号楼は別館。当時の生活や上海の街並、証言VTRなどが展示されていた。


この記念館は、2007年にオープンしたそう。

オープンしてから数年間は、杉原千畝さんの紹介展示もあったらしい。しかし、

今は一切なくなっている。

ユネスコの世界記憶遺産登録など、色々事情はあるのだろうけども。

いつから無くなったのだろうか。


噂で聞いてはいたが、全体的に中国側が「中国がユダヤ人を保護したんだよ〜」と

アピールしたいのだな、と感じる記念館だった。

でも、上海とユダヤ人の歴史、アンネフランクの生涯なども詳しく知ることが出来たし、

来て良かった。


閉館の17時、ちょうど見学が終了。

屋根上に野良がたくさんいた。こっち見てる。

記念館の道路をはさんだ反対側に喫茶店がある。

ぬっる〜いカフェラテをいただいた。

その後は、20分ほど歩いてドイツビール屋さんへ。

ここで醸造しているっぽかった。

やっぱりソーセージ。

ドイツピザ。イタリアンピザは丸いのに何故これは四角なんだろう。答え見つからず。

帰りは北外滩をお散歩。ここから眺めるの初めて。

がしかし、モヤでタワー全く見えず。

日中との寒暖差が激し過ぎて、風邪ひきそうだった。

そんなこんなで、充実した一日となりましたとさ。

再见。


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